MESSAGE

代表メッセージ

自然豊かな屋外で笑顔を見せる代表

「決断と責任は僕が取る。
だから、みんなの頭と体を貸してほしい」

――銀行員から二代目へ。挫折を越えて築く、
誠実で合理的な「命を守るチーム」

前田和人代表取締役のポートレート

前田 和人 |代表取締役

大学卒業後、地元の銀行に入行し、窓口や融資、個人営業を4年半経験。20代半ばで有限会社アークへの入社を決断し、2020年に父である前田会長からバトンを引き継ぎ、代表取締役に就任。自身の休職経験から「弱さを開示する経営」を志し、現在は防災DXを軸とした組織変革と、静岡県のインフラを支える強固な体制づくりに尽力している。

「手段」ではなく「目的」に生きたい。銀行員が家業を継いだ理由

ー前職は銀行員だったとお聞きしました。家業であるアークへ入ることを決めたきっかけは何だったのでしょうか。

銀行員としての4年半は、窓口から融資、営業まで一通り経験しましたが、正直に言えば個人営業では全く使い物になりませんでした。何より、お金という「手段」を扱う中で、お客様にホッとされることはあっても、心から喜んでもらえる瞬間が少ないことに寂しさを感じていたんです。

ーお父様(現会長)が築かれた道へ。

幼い頃から、父は仕事で家を空けることが多かったのですが、たまに見る父の姿はいつも仕事の話をしていて、どこか楽しそうだったんです。銀行員として行き詰まっていた20代半ば、「決断するなら今だ」と、兄を誘ってアークへ入ることを決めました。金融機関では感じられなかった「感謝のその先」にある、人命や社会を守る手応えを求めての決断でした。

孤立と休職。どん底で見つけた「弱さを開示する」経営のカタチ

前田和人代表取締役が社員と話す様子

ー入社後は、順風満帆だったのでしょうか?

いいえ、実は2018年からの1年間、社内で孤立してしまい休職を経験しています。当時は天才肌で「俺についてこい」というスタイルの父とぶつかることも多く、自分自身も父へのリスペクトが足りなかったのだと思います。精神的に限界がきて、一度は完全に足を止めました。

ーその「どん底」の経験が、今の経営スタイルに影響を与えているのですか?

大きく影響しています。復帰した際、「このままではいけない」と腹を決めました。僕が学んだのは、トップが自分の非を認め、謝罪できない組織は機能しないということです。僕は一人では考え方が偏ってしまう。だからこそ、今は社員のみんなに「申し訳ないけれど、力を貸してほしい」と素直に言える、透明性の高い経営を徹底しています。

叱責が教えてくれた「社会インフラ」の重み

PC作業に集中する前田和人代表取締役

ーアークが手がける「防災システム」の意義を強く実感したエピソードを教えてください。

ある台風の日、県の防災担当の方から「システムが動かないとはどういうことだ!県民の安全を何だと思っているんだ!」と激しいお叱りを受けたことがあります。それまでは「社会貢献」という言葉をどこか上辺だけで捉えていたのかもしれません。しかし、その叱責を受けて初めて、僕たちのシステムが止まることは、誰かの命を危険に晒すことなのだと、責任の重さを骨身に染みて理解しました。

ー創業理念である「想像力を膨らまそう」という言葉も、そこから繋がってくるのでしょうか。

はい。この言葉は父が掲げたものですが、今は「相手の立場や、その業務の先に何があるか」に思いを巡らせる力だと再定義しています。一刻を争う現場で、どうすれば自治体の方が迷わず判断できるか。それを想像し続けることが、静岡のインフラを守る「最後の砦」としての誇りになっています。

「合理的な優しさ」で、社員のストレスを削ぎ落とす

前田和人代表取締役が女性社員と話す様子

ー代表に就任されてから、社内の雰囲気も変わったとお聞きしました。

ある台風の日、県の防災担当の方から「システムが動かないとはどういうことだ!県民の安全を何だと思っているんだ!」と激しいお叱りを受けたことがあります。それまでは「社会貢献」という言葉をどこか上辺だけで捉えていたのかもしれません。しかし、その叱責を受けて初めて、僕たちのシステムが止まることは、誰かの命を危険に晒すことなのだと、責任の重さを骨身に染みて理解しました。

ーそれが社員の方々の「居心地の良さ」に繋がっているのですね。

以前、社員の渡口が「最終的に落ち着くべき場所に、落ち着いた」と言ってくれたことがありました。かつてのピリピリした環境を変えようと取り組んできた僕にとって、これ以上の勲章はありません。代表である僕自身がミスを認め、謝罪する文化を作ることで、誰もが失敗を隠さず、淡々と協力し合える「嘘のない空気感」を大切にしています。

静岡から日本全国へ。境界のない「共通インフラ」を目指して

前田和人代表取締役

ーこれからのアークが目指すビジョンについて教えてください。

まずは、静岡県で培った防災・インフラ維持のノウハウを、近隣県や全国へ広げていきたいと考えています。災害時に都道府県の壁を超えて連携するためには、情報のプラットフォームが共通化されていることが不可欠です。一秒を争う現場でロスタイムをなくし、一人でも多くの命を救える共通インフラを構築することが、僕たちの10年後の目標です。

共に歩む仲間に求めるのは、学び続ける誠実さ

ーどのような方と一緒に働きたいと考えていますか?

誰からでも学ぶ姿勢を持ち、自分から問いを立てられる人です。アークには手取り足取りの研修はありませんが、自走する人には最新のAIツールや裁量を惜しみなく提供します。

ー最後に応募を検討されている方へ、メッセージをお願いします。

仕事は一人ではできません。お客様、社員、その家族、どれが欠けても成り立ちません。僕が全ての決断と責任を取ります。だから、あなたの頭と体を貸してください。静岡の安全を背負う「静かな情熱」を共有し、共に成長を楽しめる「同志」に出会えることを楽しみにしています。